人格100分裂

俺vs私vs僕vs自分

エンジニア壊滅的に向いて無さすぎて生きるの疲れた。

幼稚園の時から高校生初期までは成績と態度共にかなり優等生だったと思う。
宿題はほぼ提出していたし、テストでは90〜100の間しか取らなかった。
評価は5(最高評価)が1番多く、体育や美術などの勉学以外が求められるところでたまに4だったくらいだ。

そして事件は起きた。
高校生になって選択授業というものが入ってきた。
これは、将来や得意分野によって理数系の科目を多く取るか、それとも文系の科目を多く取るか、みたいなものだ。
文系は大体数学A・1をとり、物理・化学・生物では生物を選択する。

私は幼い頃からパソコンが大好きであり、プログラマーになるという夢があった。
ゲームも沢山やっていて、天才ハッカーキャラに本当に憧れていた。
だから迷わず数学B・2、化学をとった。
何故物理では無かったのかというと、思い返してみればもうその時点で兆候があったのだと思うが、物理に興味がなかったのだ。ただただ周りが「物理ってすごく難しいらしい」と言っていたのを聞いて、「難しいなら無理だな」と化学をとった。
それに、小さい頃から科学博物館に行ったり星座についての本をいっぱい読んだり、化石を取りに行ったりしたことから自分は化学が好きだと思っていたのだ。
父からは「お前はでんじろう先生が本当に好きだなあ」と言われたこともあった。

しかし、段々と理数向いてない兆候が顕著に現れ始める。
まず自分の身に起こったのは、『ノートが取れない』。
まあ前からノートを取るのはかなり苦手だったと思う。
レイアウトとか、文字の大きさとか、添えるイラストとかを考えていると先生の話が先に進んでしまって、後から書けなかったところは友達のノートを写させてもらっていた。
だが、今回はそれ以上だった。
数学化学共に『ノートが取れない』のだ。
レイアウトとかイラストとか、そういうのを考えるような余裕もない。
先生の言ってることが右から左に流れていって、黒板に書いてあることをただただ写すことしか出来ない。
自分で書いたことが頭に入っていないままノートを書くので、自分が今何を書いているのか、どこに書いていたのかが分からなくなり、そして、手が止まってしまう。

ついていけなくなるともうどうしていいか分からなくて、結局人のノートを9割写させて貰うようになった。

次に、興味だ。
あんなにでんじろう先生が好きとか言ってたのに、いざ化学の話になると全くワクワク感がなかった。
勿論、面白そうな実験を先生はいくつも用意してくれたと思う。
けど、実験結果を予想したり、バーナーを用意したり、実験結果を纏めたり、薬品を用意したり、そういう事が凄く面倒だと毎回思っていた。
グループワークだったのも自分の人間嫌いの部分を刺激した。
化学薬品を混ぜたりするのも楽しくなかったし、危険な薬品と聞くともう実験をやりたくなかったりもした。
そこで知る。自分は実験を『見る』とは好きだが、『する』のは好きでは無いのだと。
つまり、でんじろう先生の実験をみるのは漫才やアニメを見るのと同じだったのだ。
私は漫才をみるのは好きだが、芸人になりたいと思ったことは無い。
数学に関しては元より多分興味が強い方ではなかったのだが、数学や記号を見るだけで目が霞むくらいになっていたと思う。

そして1番効いたのは……点数だ。
90〜100しか取らなかった1年の時に比べ、段々と80、70点台が頻出するようになってきた。
その時点でも親に見せるのを躊躇していたくらい私は優等生だったし、プライドも高かった。
けど、日が進むにつれその点数はもっと転落していくことになる。
40点。初めての赤点。
何で自分が……!?と思いながら必死にノートを見返したりした。今回難しかったもんね、みたいな慰めを周りからも貰っていたと思う。
親には見せなかった。

そして、訪れた。
『咲いたコスモス、コスモス咲いた』事件。
三角関数とかいうやつで、sin、cosというものを使った公式があり、それに当てはめて問題を解く、と言うやつだ。
以降数学には覚えるべき公式、そしてそれを使って解くような問題が大学以降もずっと出てくる訳なのだが、そんな大事なテストで私は初めての……
7点
をとった。

既にテスト前に意味がわからなくなっていたが、公式を覚えれば何とかなるとみんなが言っていたので、じゃあ覚えれば出来るんだなという気持ちでそこまで絶望的で挑んだわけではなかった。
テストが始まった瞬間、覚えた公式を全て思い出せず、ひとつ思い出しても当てはめ方が分からなかったが、なんとなく大丈夫だなんて思っていた。
そしてテスト返却、7点。
初めての1桁代。自分が居たのは理数クラスだったのでそのクラスで1番下だったと思う。
「あれ、どうしちゃった?」
先生はきっと何か具合が悪かったとか、苦手な部分だったとか、そういうのを心配してくれたんだろう。
でも、私はショック過ぎてその言葉にさえ傷ついた。そして、泣きそうになってしまったのを堪えた。堪えるにはまず自分の気持ちを前向きに持つことが大切なので、「えー!嘘!あはは!」とかなんとか言ってその場では泣かなかったことはハッキリ覚えている。
それ以来、あ、自分って数学苦手なんだ、と自覚し以降数学に対して苦手意識を持つようになった。

2年後、提出物と面接の時の態度の良さで入ったまあまあの理系大学にいた私は、初めてのプログラミング授業を受ける。
そしてそこでプログラマーになろうとする自分の心を柔らかく折るようなことが起こる。
プログラミングで、四捨五入を実現するという課題だ。
HelloWorldを学んだ次くらいの学習で、if文という条件分岐を学ぶ所だったと思う。
文字通り、14と入力したら10を、18と入力したら20を返すようなプログラムを作る課題だ。
色々やり方はあると思うが、前提としてその授業では小数を整数に変換する処理を教えられていた。14を10で割ると1.4。それを整数に変換すると1。それを10倍すると10になるので、切り捨ては簡単に作れます、という授業だ。
さて、ここでこの仕組みを使って四捨五入を実現するにはどうすれば良いだろうか?と
プログラミング初心者の生徒たちはみんな少しだけ悩んだ。でも、段々と分かったという人が出てくる。
私は結局、答え合わせまで分からなかった。周りを見るに、多分最後まで分からなかった人は極小数だったと思う。
答えは、5を足して切り捨てをする、だ。
14だったら5を足すと19。19を10で割って1.9。整数に変換して1。10倍して10。
15だったら5を足すと20。20を10で割って2.0。整数に変換して2。10倍して20。
これが、1時間あっても思いつかなかった。
その時点で、もしかして自分にはプログラミングの才能が無いのでは?と強くコンプレックスを持つようになったのだ。


だが私は今プログラミングをしている。
しかも、メモリ処理の効率だとか、処理するサイズに気をつけたりだとか、そういう技術的に難しい界隈だ。
それにはロジカル的な思考がもちだされるし、実際コードレビューではそういう、「ここは非効率ですね」のようなコメントがつく。
そういうコメントがついて始めて、自分の書いたここの処理は非効率なんだ、と思う。

先輩やベテラン社員さんが、自分には全く分からない高度な書き方(私にはそう見えるだけで、実際は普通なのかもしれない)でコーディングしていて、壁を感じる。
後から入ってきた後輩が、速度計測とかを誰にも言われてないのにやっていてレベルの違いを感じる。
後輩のコードをレビューしても、読むのだけで大変(後輩のコードが汚い訳ではなく、自分が高度なコードを読めない。)
他の人のプルリクは大体レビュー指摘が片手で収まるくらいだか、私は100コメントになった事もある(返信もあるので、実際100個の指摘があった訳では無いと思うが)。

とことんこの界隈には向いてないことを毎日毎日痛感する。
会社も、多分面倒事を起こしてないから抱えてくれてるだけで、業績が悪くなったりしたら真っ先に自分が切られるだろう。

この時代だからか、自分の性別が女だからか、出会うプログラマーはホントにみんな優しい。
誰も、貴方はプログラミング向いてないよ、とか、コーディングが遅すぎる、とか言わない。怒られたこともない。多分、私のことを怒ったら、怒った方が加害者に見られそうな空気が出ているからもあるだろう。わざとでは無いのだが、全ての人生イベントを礼儀正しさと愛嬌でかれこれ20年以上乗り切ってきてしまった自分は無意識に相手の顔色を伺い、機嫌を取り、申し訳なさそうにしてしまうのだ。

本当はもうプログラミングやめたい。ただでさえ出来ないのに、コードを見るだけで吐き気がして手が止まる。貴方はプログラミングの才能がないからそれを仕事にするのはやめたほうがいい、ともっと早く言って欲しかった。劣等感と後悔周りへの申し訳なさに苛まれる日々だ。

じゃあ他の仕事なら出来るのか、と言われると、そこにはまた別の問題が生じる。
これも私の人生が形成してしまった負の問題なのだが、それについてはまた文章が纏まったら書き記したいと思う。
いま端的に言うと、私は容姿が上の下であり、非モテにめちゃくちゃモテること。声がよく通ること。姉のせいで気が小さいこと。オタクなこと。これらのせいで、本当は自分が得意と思っているコミュニケーション力、礼儀正しさ、サポート力が全く働かないのでまず前提として社会に適合出来ないということだ。

私には愛する人がいる。私と同性で、同じく、あまり社会が得意では無いパートナーが。だから、生きるためには働かなくてはならない。けど、疲れた。まだ20代でこれなのに、これから先何年もこれを続けられるのだろうか。
幸せになりたい。疲れた。
誰か同じような悩みを持ってる人はいないのだろうか。

祝日のせいで月曜日だと錯覚した 祝日のせい

月曜日だと思ったら、木曜だった。

 

今週の火曜日に居た時はその日を水曜日だと思ってたし

祝日あると曜日感覚バグる。

学生の頃とか、あと前の会社の時は締切とかもそんなに無かったから祝日なんて嬉しいことしかなかった。

 

けど締切に追われる今、祝日なんてスケジュール狂うわ仕事は進められないわ(こっそり進めることはできるけど、休みって言われたらやっぱり休みたいじゃん。心安らかな休みにはならないけどさ)。

 

現パートナーが土日祝休みの仕事なのに「祝日うげえ」って言ってた気持ちが最近身に染みてわかった。

 

祝日、辛い

 

それはそれとして、1週間に働く日が減るのは凄く嬉しいので、まず締切に苦しまないように祝日を考慮したスケジュールが立てれればな、と思う底辺。

 

這い上がりたい。

ネット上の彼氏

お題「ネット上で恋をした」

 

高校生の時、1番の親友が10歳年上の彼氏を作った。

しかもそれはネットで知り合った人だという。

 

当時はまだまだオープンネットじゃなかったし、私は当然めちゃくちゃビックリした。

大丈夫?って何回も聞いたし、心配もした。

 

そんな親友だったが、なんと今でもその彼氏と続いている。

 

すごいなあ……

と思いつつ、実は今自分が同棲している同性の親友もネットで知り合った仲だ。

 

ツイッターで知り合って、

discordの通話で仲を深めて、

会わない?となって、

意気投合して、今。

 

数年前まではネットの出会い?騙されてない?みたいな風潮だった覚えがあるけど、最近はそこまでじゃないんしゃないかな。

 

自分もネットの出会いはいいと思ってます。

勿論、オフで会う前にいっぱい友好を深めてからね。